ニシムラ ヒトシ
NISHIMURA Hitoshi 西村 仁志 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | インタープリテーション活動の新しい動向 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 同志社政策科学研究 |
巻・号・頁 | (20周年記念特集号),91頁 |
頁数 | 8 |
概要 | インタープリテーションとは「環境保全地域や公園、博物館など、社会教育の場における持続可能な社会づくりのための教育的コミュニケーション」である。インタープリテーション活動の当初の役割は、①自然環境や文化的環境への関心と理解を高めること、②興味を刺激・啓発し、生活に新しい視点を与えること、③活動主体(担当行政機関や民間団体)の目的・業務の内容を知らしめることという3つであったが、近年さまざまな新しい領域でもインタープリテーション活動が取り入れられるようになったことで、新しい役割が付け加わるようになっている。
環境教育とESD、生物多様性保全におけるCEPA、科学技術コミュニケーションの領域では立場やセクターをまたいで出会い、その架け橋となる活動としてインタープリテーションが期待されている。エコツーリズムにおいてはインタープリターがプロフェショナルとしての役割が期待されている。都市におけるインタープリテーションでは、シチズンシップを育むという役割が期待されている。社会問題の解決や、持続可能な社会づくりにむけて、インタープリテーションが果たすべき役割はさらに拡大すると考えられる。 |