ミノサキ コウジ
MINOSAKI Koji 蓑﨑 浩史 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/06 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 中学生の抑うつ症状に対する段階的アセスメントの試み |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 臨床心理相談センター年報 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島修道大学 |
巻・号・頁 | 4,20-30頁 |
頁数 | 11 |
著者・共著者 | 蓑﨑浩史・新本かの子 |
概要 | 本研究では,中学生の抑うつ症状を,潜在ランク理論(Latent Rank Theory: LRT)によって,順序性を持ったグループに分類できるかどうかを検討するとともに,ランクの移行に対して,心理社会的要因(ストレッサーおよびソーシャルサポート)がどのような影響を及ぼすかについて検討することを目的とした。中学1年生225名のデータを分析した結果,抑うつ症状は順序性を持つ3つのランクに分類することが適していると推定された。さらに,ランク1からランク2への移行に対して,友人からのサポート知覚が増大することが保護要因となること,ランク2からランク3への移行に対して,ストレッサーの経験の増加がリスク要因になり,友人に加えて家族からのサポート知覚が増大することが保護要因になることが示された。これらの結果は,予防理論や心理教育的援助サービスにおける3段階に沿って理解することが可能であることが示唆された。 |