ヤマウチ アリノブ
YAMAUCHI Arinobu 山内 有信 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/06 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | Ⅱ型糖尿病モデルZuckerラットにおける玄米発酵食品の血糖コントロールに対する効果 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 栄養学雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | Vol.71,130-137頁 |
頁数 | 8 |
担当範囲 | 研究全般(研究責任者) |
著者・共著者 | 単著:山内有信 |
概要 | 玄米発酵食品(FBR)摂取の生化学的影響として,血糖上昇抑制効果を,Ⅱ型糖尿病モデルZucker Fattyラット(ZDF)で検討した。ZDFは通常食群(DMC)とFBR摂取群(DMF)に群分けした。なお,非糖尿病コントロール(NDM)としてZucker leanラットも用いた。DMCおよびNDMの通常食には,通常の粉末玄米を2.5%,DMFの飼料にはFBRを2.5%添加した。ラットは3週間の飼育後に2g/kg BWのグルコースで経口糖負荷試験を行った。インスリン抵抗性を示すHOMA-R値について,DMFとDMCは,NDMに比べて有意な高値を示した。血糖値の変化について,DMCに比べてDMFの血糖値上昇は緩やかであり,血糖値低下は速やかであった。血糖値およびインスリンの合計時間曲線下面積について,DMFはDMCに比べて有意に低かった。以上の結果から,FBRを添加した食餌の摂取は,Ⅱ型糖尿病モデルラットの耐糖能を改善することが示唆された。 |