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シマザキ タイチ
SHIMAZAKI Taichi 嶋﨑 太一 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 助教 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2026/02 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 標題 | ニュートン『プリンキピア』はなぜ『自然哲学の数学的原理』と題されたのか |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 健康科学研究 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 広島修道大学ひろしま未来協創センター |
| 巻・号・頁 | 9(2),27-42頁 |
| 頁数 | 16 |
| 概要 | 科学史上の記念碑的業績となったニュートンの『プリンキピア』は、その正式標題を『自然哲学の数学的原理[Philosophiae naturalis principia mathematica]』という。なぜニュートンはその著作をこのように題したのだろうか。本稿はこの問いに答えを与えたものである。本稿は、『プリンキピア』の成立史を跡付けながら次のことを明らかにした。すなわち、物体や運動など我々が日常において知覚する相対的で通俗的な概念を対象とする自然哲学は、いかにして数学のような確かな学たりうるのか。ニュートンはその手立てを、古代幾何学の「分析と総合」に求めた。この方法を遂行することにより、通俗的かつ相対的な概念を数学的かつ絶対的なものへと還元することが自然哲学の困難性を克服するための出発点であった。しかし、あくまで課題は数学ではなく哲学であり続けた。数学的方法を基礎としつつ、通俗的概念を扱う哲学へと立ち戻らなければならない。まさにこうした方法論の宣言だったのである。 |