フルカワ ヒロアキ
FURUKAWA Hiroaki 古川 裕朗 所属 広島修道大学 商学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | ドイツ映画賞作品史(4)──ナチ・ドイツと闇教育(2010年代)── |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 修道商学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島修道大学 |
巻・号・頁 | 61(2)(123),117-140頁 |
頁数 | 24 |
著者・共著者 | 古川裕朗 |
概要 | 2010年代のドイツ映画賞作品賞受賞作のうち,「ナチ・ドイツ」を主要題材とした諸作品に関し,分析考察を行った。分析の方針としては,物語の概要を記述し,物語の主題やタイトルの意味を検討し,メディ論的な視点からの考察を行い,また〈ドイツ人のディアスポラ〉という視点からの分析を行った。その結果,2010年代の諸作品には,2000年代の諸作品と同様,いわゆる「闇教育」が重要なモチーフとして通底していることが分かった。各作品の中では教育する者と教育される者との衝突が描かれ,それは旧いドイツと新しいドイツとの衝突として理解することができる。2000年代とは異なって,旧いドイツと新しいドイツとの和解はもはや描かれず,様々な形で旧いドイツとの別れが告げられる。 |