フルミツ イサト
FURUMITSU Isato 古満 伊里 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 視覚・聴覚同時呈示法を用いたP300による隠匿情報検査の保持期間の効果 -直後群と1ヶ月後群の比較- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 福山大学人間文化学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 18,94-104頁 |
頁数 | 11 |
担当範囲 | 総合考察 |
著者・共著者 | 平 伸二・植田善博・皿谷陽子・濱本有希・古満伊里 |
概要 | P300による隠匿情報検査(CIT)の多くは,模擬犯罪とCIT検査の間隔が比較的短い。しかし,現場のポリグラフ検査の約50%は,犯罪行為の1ヶ月後に実施されている。そこで,本研究では,犯罪と検査の間を長期間にして,視覚・聴覚同時呈示法を用いたP300によるCITの妥当性を検討した。参加者は,模擬犯罪直後(10名)か1ヶ月後(10名)のいずれかで検査を受けた。結果は,両群ともにprobe 刺激に対するP300 振幅が,irrelevant刺激に対する振幅よりも有意に大きくなった。probe刺激は1ヶ月後でもirrelevant刺激から弁別することが可能であり,聴覚・視覚同時刺激呈示法を用いたP300 によるCITが,犯罪現場にも応用可能であることを示唆した。 |