クロトビ トモカ   KUROTOBI Tomoka
  黒飛 知香
   所属   広島修道大学  健康科学部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2026/04
形態種別 学術論文
査読 査読有り
標題 広島菜を用いた乳酸発酵低塩漬物の簡易短期製法の検討
執筆形態 共著
掲載誌名 日本調理科学会誌
掲載区分国内
出版社・発行元 日本調理科学会
巻・号・頁 59(2),130-141頁
著者・共著者 黒飛知香,多山賢二,岡本洋子
概要 日本調理科学会の特別研究「多様な調理法と家庭料理の伝承」において取り組んだ。本研究では,広島菜を用いて,賞味期間の延長が期待できる乳酸菌発酵減塩漬物(古漬け)の短期調製方法について検討した。まず,重石を使用し,放置温度を10℃とする従来法にて,市販糠床について調べた結果,酸味を呈する2種類を得た。この2種類を用いた場合,短期製法(重石なし・20℃)で試作した漬物は酸の生成が少ない傾向がみられ,乳酸菌の生菌数も少なかった。しかし,官能評価における総合的なおいしさの評価では,従来法と比較して有意な差が認められなかった。次に,下漬け前に菜の湯浴による加熱処理を行うこと,本漬け開始時に食酢の少量添加をすること,乳酸菌源に市販発酵乳を,補助栄養源にコンソメを加えた。その結果,充分な乳酸菌の増殖(> 2×108 CFU/mL)が認められ,酸味を呈する発酵漬物となった。試作品の菜中の食塩換算濃度は2.5%程度(L-乳酸濃度は0.4%前後)であり,試作品は比較的低塩の漬物とみなすことができた。