ニシムラ ヒトシ
NISHIMURA Hitoshi 西村 仁志 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
招待 | 招待あり |
標題 | 「主体的・対話的で深い学び」を実現する環境教育 ー自然学校の視点からー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 環境教育 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 一般社団法人日本環境教育学会 |
巻・号・頁 | 26(3),45-48頁 |
頁数 | 4 |
概要 | 日本の自然学校では、1980年代以降、当時はこうした営みに「アクティブ・ラーニング」という言葉こそ使われていなかったが、「学び方」の新しいチャレンジを行うことで、かつては青少年を対象としたものと見られがちだった自然の中での宿泊滞在型、体験型の学習を、大人の学習ニーズを満足させうる内容に育て、また参加した人々を「変革者」として新しい社会づくりに参加させていくきっかけをも提供してきた。
科学技術が高度に発展し、人工化、システム化、一極集中化が進んだ現代の社会において生活者(市民)が学びの主体であるということの真の意味が問われている。それは、未来のあるべき社会を、対話や議論、そして共同(協働)の作業を通じ、自分たちの手で拓いていくということを、まさに「いま、ここ」から学んでいくということに他ならない。いま取り組みが推進されつつある「アクティブ・ラーニング」も、単に新たな教育手法の導入ということにとどまらないで、こうした文脈のなかに位置づけられるべきものだということを指摘した。 |