ヤマウチ アリノブ
YAMAUCHI Arinobu 山内 有信 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/12 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | ラットにおける D-(+)-カテキン摂取による高脂血症・動脈硬化予防効果[筆頭論文] |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 鈴峯女子短大研究集報自然科学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第40集,13-24頁 |
頁数 | 12 |
著者・共著者 | 共著者:◎山内有信,狩谷標,中村友香,檜垣俊介,山城ミヤ子,稲井玲子,東元稔 |
概要 | 緑茶カテキン摂取による生化学的影響として,ラットにラードとコーン油をベースとした高脂肪食で,新規購入のコーン油(CO群),過酸化脂質に富む古いコーン油(OF群),OF群と同じ飼料に1%のD-(+)-カテキンを加えた飼料(CA群)のいずれかを4週間に亘って摂取させ,血中総コレステロール,中性脂肪,HDL-コレステロール,LDL-コレステロール,過酸化脂質濃度および動脈硬化指数を比較した。その結果, OF群はCO群よりも総コレステロール濃度,LDL-コレステロール濃度,動脈硬化指数が有意に高い値を示した。そして,中性脂肪濃度と過酸化脂質濃度についても高値を示す傾向が認められた。しかし,CA群では,CO群との間に有意な差は認められず,OF群に対して総コレステロール濃度と動脈硬化指数が有意な低値,中性脂肪濃度,LDL-コレステロール濃度,過酸化脂質濃度で低値を示す傾向にあった。これらのことから,D-(+)-カテキンの摂取による高脂血症・動脈硬化予防効果が多少なりとも期待でき,カテキンの基本的な構造上にこれらの効果を示す鍵があるのではないかと考えられた。
本人担当部分:研究統括責任者として,研究全般の実施,分析・解析,執筆。 |