フルカワ ヒロアキ
FURUKAWA Hiroaki 古川 裕朗 所属 広島修道大学 商学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 彫刻的眼差しについての試論-ヘルダー「触覚」とシュミッツ「身体」を手掛かりに- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 藝術文化研究 |
巻・号・頁 | (5),137-152頁 |
頁数 | 16 |
概要 | 新現象学を唱えるヘルマン・シュミッツは,器官感覚で捉え得る肉体と,直接に感知し得る身体とを区別する。彼によれば,密度の小さい周囲から密度の大きい部分として際立つものが身体であり,「眼差し」は身体の一種であると考えられる。そして,ヘルダーの主張する「触覚」はシュミッツの「眼差し」に相当する。『彫塑』は通常,〈視覚—触覚〉の図式によって解釈されがちだが,むしろ器官感覚と身体感覚の対立を内在させていると考えられる。(16頁) |