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ミヤサカ カズオ
MIYASAKA Kazuo 宮坂 和男 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2020/02 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 標題 | 「事実」としての知覚 「事実」としての他者
--現象学的探究-- |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 人間環境学研究 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 広島修道大学 |
| 巻・号・頁 | 18,111-135頁 |
| 頁数 | 25 |
| 概要 | 特にデカルトの哲学に典型的に表れているように、近代ヨーロッパの哲学では、知覚される事物や他者の存在は、自我の意識の働きによって再構成されるものとして捉えられがちである。本稿は、これとは別の仕方で知覚や他者を捉えようとする姿勢を、フッサール現象学の中に見出そうとする。フッサールもデカルト主義者ではあり、デカルトの共通の探究姿勢をもつが、同時に他方で、知覚物や他者の存在を「事実性」として捉えようとする見方を示している。本稿は、こうした見方に同意し、ヨーロッパ的な基礎づけ主義とは別の仕方で知覚や他者を捉えるべきだとするものである。 |