ササキ ミドリ
SASAKI Midori 佐々木 緑 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/10 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 食料品充足率を加味したアクセス測定指標による食品摂取多様性の分析─高齢者の健康的な食生活維持に対する阻害要因のマルチレベル分析─ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | フードシステム研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本フードシステム学会 |
巻・号・頁 | 26(2),21-34頁 |
担当範囲 | 調査票の入力、分析 |
著者・共著者 | 浅川達人、岩間信之、田中耕市、佐々木 緑、駒木伸比古、池田真志、今井具子 |
概要 | 本研究の目的は、前述の改良版食料品アクセス マップに基づき各店舗の食料品充足率を加味した 新たな食料品アクセスの測定指標を用いて、高齢 者の健康的な食生活維持を阻害する要因を、実証的に分析することにある。分析結果では、最長距離が500mまでの店舗 の有無が、高齢者の食生活についてもっとも強く影響していた。閾値として有効であった距離減衰 充足率40%とは、食料品充足率40%の店舗に隣接 して暮している場合を意味している。食料品充足 率100%の店舗の場合、店舗から約380m以内に暮 していれば、距離減衰充足率が40%を上回ることが明らかとなった。また、高齢者の健康的な食生活維 持を阻害する要因としては、個人レベルの要因に ついては食料品アクセスとソーシャル・キャピタ ルが、集団レベルの要因については距離減衰充足 度によって測定される生活環境が要因として想定 できることが示唆される。 |