キムラ ヤスミ
KIMURA Yasumi 木村 安美 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2024/07 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | Skin carotenoid scores and metabolic syndrome in a general Japanese population: the Hisayama Study |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Int J Obes (Lond) |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 48(10),pp.1465-1471 |
著者・共著者 | Yasumi Kimura, Jun Hata, Mao Shibata, Takanori Honda, Satoko Sakata, Yoshihiko Furuta, Emi Oishi, Takanari Kitazono, and Toshiharu Ninomiya |
概要 | 福岡県久山町の地域住民を対象とした横断調査の成績を用いて、皮膚カロテノイドレベルとMetSを有するリスクとの関連を検討した。2019年の久山町生活習慣病予防健診を受診し、皮膚カロテノイドレベルを測定した40歳以上の住民1,618人(平均年齢63.1歳、男性604人、女性1,014人)を対象とした。皮膚カロテノイドレベルは、Light Emitting Diode法に基づく非侵襲的光学センサー(ベジチェック®:カゴメ株式会社)を用いて測定し、男女別に4分位に分類した。ロジスティック回帰モデルを用いてMetSを有する多変量調整オッズ比を算出した。結果として、対象者におけるMetSの有病率は31.3 %(n = 506)であった。皮膚カロテノイドレベルの上昇に伴い、MetSを有するオッズ比(多変量調整後)は有意に低下した(傾向性P値<0.001)。わが国の地域住民において、皮膚カロテノイドレベルが高い人は、MetSを有するリスクが有意に低かった。栄養教育等において、非侵襲的光学センサーを用いて日常的な野菜摂取状況を簡便に評価することは、MetS予防のための行動変容を促す上で役立つ可能性があることが示唆された。 |