ヤマウチ アリノブ
YAMAUCHI Arinobu 山内 有信 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 玄米発酵食品の血糖値コントロール効果に関する研究 (博士論文) |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 愛媛大学 |
著者・共著者 | 単著:山内有信 |
概要 | 無農薬玄米を,核酸を大量に生産する特殊麹菌で発酵させた後に粉砕・粉末化した玄米発酵食品(FBR)の健康に関わる生化学的効果の一つとして,FBRにも血糖上昇抑制効果があるのではないかと考え,ラットを用いて検討した。正常ラットにおける4週間摂取後の血糖値,HOMA-R値,グリコアルブミン値ならびにFBRとでんぷん液の同時経口投与後の血糖値とインスリン値の変化から,FBR摂取によって,食後血糖値の上昇抑制ならびにインスリン節約効果が期待できることが示唆された。このメカニズムとして,ヒト唾液アミラーゼ活性への影響を調べた結果,FBRもアカルボースやグァバ葉抽出茶と同様に,糖類分解酵素に対する拮抗阻害作用を持ち,この効果は核酸による可能性が高いことが示唆された。一方で,Ⅱ型糖尿病ラットおよびⅠ型糖尿病モデルラットにおけるグルコース経口負荷試験によって,FBRには糖類分解酵素の活性阻害だけでなく,インスリン作用を介さないグリコーゲン合成促進作用が関与している可能性があることも示唆された。 |