ナカニシ ダイスケ
NAKANISHI Daisuke 中西 大輔 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 対人援助職のグリット (Grit) とバーンアウト傾向及び社会的地位の関係――高グリット者はバーンアウトしにくいか? |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | パーソナリティ研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本パーソナリティ心理学会 |
巻・号・頁 | 27(3),210-220頁 |
担当範囲 | 研究計画立案、データ分析、論文執筆 |
著者・共著者 | 井川 純一, 中西 大輔 |
概要 | 本研究では,グリット (Grit: 根気・一貫性) とバーンアウト傾向 (情緒的消耗感・脱人格化・個人的達成化の低下) 及び社会的地位との関係について,対人援助専門職 (医師,看護師,介護福祉士 (男性233名, 女性217名)) を対象に検討した。Gritと社会的地位に関連が認められるのであれば,職業威信スコアの最も高い医師のGrit得点が最も高くなると予測したが,Gritの間に職種間の差異は認められなかった。一方,管理職と非管理職を比較したところ,一貫性において管理職のほうが高い値を示した。また,Gritがバーンアウト傾向に与える影響について検討したところ,根気は脱人格化及び個人的達成感の低下,一貫性は情緒的消耗感及び脱人格化を抑制していた。分位点回帰分析を用いた検討では,これらのGritのバーンアウト傾向抑制パタンは症状の増悪に伴って変化するものの,どのパーセンタイルでもバーンアウトを増加させる要因にはならないことが明らかとなった。 |
DOI | 10.2132/personality.27.3.6 |
ISSN | 1348-8406 |
NAID | 130007610850 |