カワムラ クニオ
KAWAMURA Kunio 川村 邦男 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 熱力学的な開放系の化学進化実験系の試作とその解析:(1)オリゴグアニル酸の鋳型指示生成反応を用いるモノマーの逐次供給の影響 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Viva Origino |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 35(1),45-54頁 |
担当範囲 | Corresponding author |
概要 | 熱力学的意味で開放系における生体高分子の化学的進化をシミュレートできるフローリアクターシステムを構築するために、グアノシン5’-一リン酸の2-メチルイミダゾリド(2MeImpG)の段階的添加がポリシチジル酸(ポリC)テンプレート上のオリゴグアニル酸(オリゴG)のテンプレート指向形成(TD反応)に及ぼす影響を調査した。実験と2MeImpG添加の計算シミュレーションの両方で、2MeImpGの添加によってより高次のオリゴGが蓄積されることが示された。さらに、活性化ヌクレオチドモノマーをより短い間隔で添加し、活性化モノマーの添加総量を一定に保った場合、オリゴGの伸長はわずかに効果的であった。この事実は、グアノシンユニットの総量が増加した場合に、2MeImpGの連続補充の方が、2MeImpGの段階的添加よりもオリゴGの形成を促進することを示している。本研究では、TD 反応に関するコンピューターシミュレーションを使用して TD 反応の実験データを評価できることを示した。 |