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コスダ ショウ
KOSUDA Sho 小須田 翔 所属 広島修道大学 国際コミュニティ学部 職種 准教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2025/01 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 標題 | 未来世代の民主的な考慮または代表を巡る諸課題 |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 修道法学 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 巻・号・頁 | 47(2),233-252頁 |
| 概要 | 本稿は、民主主義における長期的問題、特に未来世代への道徳的責任とその政治的・制度的課題について検討する。温室効果ガス排出や債務問題のような長期的問題は、現在世代の意思決定が未来世代に深甚な影響を与えるため、現代の民主主義に新たな問いを投げかけている。まず、長期的問題に関する問いを道徳・哲学・政治・制度の四つに分け、特に政治的および制度的課題に焦点を当てる。未来世代を民主主義のプロセスに包摂する必要性や、既存の選挙・議会中心の制度が持つ「現在主義」の限界を論じ、代替案として熟議民主主義やミニ・パブリックス等の制度を紹介する。その理論的正当化や具体的デザインには依然として課題が残っているものの、未来世代の利害を考慮することは持続可能な社会構築に不可欠であり、今後さらなる理論的・実践的研究が求められることを指摘する |