ミヤサカ カズオ
MIYASAKA Kazuo 宮坂 和男 所属 広島修道大学 人間環境学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 言語論的転回における知覚 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『人間環境学研究』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島修道大学 |
巻・号・頁 | 23 |
概要 | 言語論的転回以降の言語哲学において知覚がどのように考えられているかを検討した。言語的哲学は知覚を問題にしないことを本分にする傾向があるため、検討の対象になる哲学ははじめから少ない。本稿では、その中でラッセルとフッサールの考えを主として検討した。両者ともフレーゲから大きな影響を受けた点で共通している。また両者とも、知覚を文(命題)を述べ挙げるのに似たことと見なしている。また本稿では、知の源泉として知覚のもつ意義はやはり大きいことを論じた。上記フッサールは、一方で「言語論的転回」の動きの中にいながら、やはり知覚の根源性を強調している。この姿勢はその後、メルロ=ポンティに引き継がれている。 |