ミヤサカ カズオ   MIYASAKA Kazuo
  宮坂 和男
   所属   広島修道大学  人間環境学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2025/02
形態種別 学術論文
標題 言語論的転回以後の哲学における知覚の問題――ラッセル,ウィトゲンシュタイン,フレーゲ,フッサール,メルロ=ポンティ等の哲学を参照した考察――
執筆形態 単著
掲載誌名 『人間環境学研究』
掲載区分国内
出版社・発行元 広島修道大学
巻・号・頁 23,89-131頁
頁数 43
概要 言語論的転回以後の言語哲学において、知覚がどのように見られているかを検討した。言語哲学は知覚を重視しないことを本分とする傾向があるため、知覚を重点的に論じることは少ない。そうした中で本稿では、数少ない例外としてラッセルとフッサールが述べているところを検討した。両者ともフレーゲから大きな影響を受けていることが共通している。両者とも知覚を、文(命題)を述べることに似たことと考えている。なお本稿では、フッサールがその後、やはり知覚に立ち帰っていることを参照して、知の源泉としての知覚の重要性は否定されえないことを強調した。こうした考えはその後メルロ=ポンティによって引き継がれたことを論じた。