フルカワ ヒロアキ   FURUKAWA Hiroaki
  古川 裕朗
   所属   広島修道大学  商学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/03
形態種別 学術論文
査読 査読有り
標題 彫像と人体 -ヴィンケルマンの彫刻論とその受容-
執筆形態 単著
掲載誌名 藝術文化研究
掲載区分国内
巻・号・頁 (7),241-259頁
頁数 19
概要 オスカー・ベチュマンの指摘によれば,ヴィンケルマンの鑑賞態度はピュグマリオン的である。それは,彫刻を人体として,人体を彫刻として見なす態度に通じる。こうした態度に共感したヘルダーは,彫刻と絵画の原理的な区別を試みたものの,言葉の持つ表層性ゆえに,彫刻と絵画を体験記述において接近させてしまった観がある。また,シェリングは,「美のためには激情を抑えるべきである」と述べるヴィンケルマンに反論して,「激情は美によって緩和されるべきだ」と主張した。(18頁)