カワムラ クニオ   KAWAMURA Kunio
  川村 邦男
   所属   広島修道大学  人間環境学部
   職種   教授
発行・発表の年月 2003/11
形態種別 著書
招待 招待あり
標題 В тени дарвинизма: альтернативные теории эволюции в ХХ веке, “In the shadow of Darwinism: Alternative evolutionary theories in the 20th century”, Eds. by G. S. Levit, I. Y. Popov, U. Hossfeld, O. Breidbach
執筆形態 共著
掲載区分国外
出版社・発行元 Fineday-press
巻・号・頁 218-239頁
担当範囲 分担執筆の単著、研究全体の遂行と論文全体の執筆
著者・共著者 Kunio Kawamura (Edited by G. S. Levit, I. Y. Popov, U. Hossfeld, O. Breidbach)
概要 ダーウィニズムは、生物学およびそれに関連する分野における科学的思考や科学者たちの見解を強く支配してきた。科学は国境を超えるものと一般に考えられているが、その成果は文明の影響を免れない。チャールズ・ダーウィンによる進化論でさえ、19世紀西ヨーロッパの思想の影響のもとに生まれた一例といえる。
私は最近、「生命とは主観性をもつシステムである」と定義した。そしてついに、今西錦司の思想の中に主観性の概念を見出した。私は、生命の主観性に関する自らの考えと、ダーウィンおよび今西の進化理論とを基礎として、独自の生命の起源と進化の理論を展開した。地球上の生物システムは、その主観性にもとづいて三つの階層に分類され、それらの階層が遺伝子型と表現型の対応づけの方法とよく一致していることが明らかになった。