ミカミ タカノリ
MIKAMI Takanori 三上 貴教 所属 広島修道大学 国際コミュニティ学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/06 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 『国際関係論を超えて-トランスナショナル関係論の新次元-』 |
執筆形態 | 共著 |
出版社・発行元 | 山川出版社 |
巻・号・頁 | 29~50頁頁 |
概要 | 本稿においてはまず、インターネットが政治過程に与えているインパクトを検討している。政治的アクターを中心に、情報公開、説明責任、参加をキーワードとして、インターネットがどのような変容をもたらそうとしているのか考察している。 次にインターネットが抱えるサイバーテロ、デジタル・ディバイドといった陥穽について言及して いる。大きなインパクトを持つ情報革命の進展ゆえに、陥穽に対する認識を深めておく必要性を確 認した。続いて公共圏とインターネットの関係についての議論を紹介した。インターネットこそが自由な討論を基礎とする政治的空間になりうるとの主張が存在する一方で、それを過度な楽観論として退ける意見もある。これらの議論を踏まえて、主権国家システムモデルが見落としてきた国際社会における重要な関係を顕在化させようと試みた。 つまり公共圏とトランスナショナル関係論の相互補完的な関係の認識により、グローバルなレヴェ ルの民主主義への発展可能性が明示されることを主張した。(本体256頁の内、本人担当部分第1章「情報革命とトランスナショナル関係論」29~50頁) |