ナカニシ ダイスケ
NAKANISHI Daisuke 中西 大輔 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/12 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | Asch (1946) の「パーソナリティの印象形成」追試研究 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 感情心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 29(2-3),48-57頁 |
頁数 | 10 |
担当範囲 | 共同研究につき担当部分抽出不可 |
著者・共著者 | 中西大輔・御堂岡春奈 |
概要 | 本論文では、Asch (1946) の実験1および3の追試研究を行った結果を報告する。Aschによれば、人々の他者に対する印象の形成は、温かさが重要な要因とされる中心的な特徴に大きく影響されるという。この実験結果は、多くの社会心理学の教科書に引用されている。つまり、人物の全体的な印象は、他の周辺特性にかかわらず、その人物が「暖かい」(あるいは「冷たい」) と表現されることによって決定される、というものである。しかし、実際には、「温かい」「冷たい」だけが人の印象形成に影響を与えるわけではない。本研究では、Aschの実験1と3を追試し (実験1、N=71)、実験2では事前調査 (N=69) により対人印象に影響を与えると思われる形質を抽出した。これらの特徴が、「温かい」「冷たい」と同様に対人印象形成に強い影響を与えるかどうかを検討した (実験3、N=73)。その結果、「温かい」「冷たい」、Aschで周辺特性とされていた「礼儀正しい」「無骨な」、そして今回新たに検討した「表情豊かな」「無表情な」のいずれも印象に大きな影響を与えることがわかった。 |
DOI | 10.4092/jsre.29.2-3_48 |