ナカニシ ダイスケ
NAKANISHI Daisuke 中西 大輔 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2022/12 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | Belief in just deserts regarding individuals infected with COVID-19 in Japan and its associations with demographic factors and infection-related and socio-psychological characteristics: a cross-sectional study |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | PeerJ |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 10,pp.e14545-e14545 |
担当範囲 | 共同研究につき担当部分抽出不可 |
著者・共著者 | Michio Murakami, Kai Hiraishi, Mei Yamagata, Daisuke Nakanishi, Asako Miura |
概要 | COVID-19に関する偏見は世界的に社会問題となっている。偏見を助長する心理的要因として考えられるのは、感染者は感染して当然だという信念 (BJD)である。BJDは内在的な正義の信念に基づくものであり、日本では諸外国に比べて高いと報告されている。そこでわれわれは、日本人のBJDを調査し、その人口統計学的因子や感染関連因子、社会心理学的特性との関連を明らかにするために横断研究を実施した。2020年8月に20歳から69歳の1,207人を対象に、日本でオンライン質問紙調査を実施した。BJDと性別、年齢などの人口統計学的因子との関連を調査した。また、BJDとCOVID-19感染のリスク認知や人権制限などの感染関連および社会心理学的特性との関連についても調査した。調査項目のうち、人権制限はBJDと強い関連を示し、次いでCOVID-19感染のリスク認知であった。男性のBJDは女性よりわずかに高かった。本研究は、BJDと関連する項目を初めて調査した点で意義があり、それにより、COVID-19に関連する個人の正義の認識を修正し、偏見に関連する問題を解決するための基礎情報を提供するものである。 |
DOI | 10.7717/peerj.14545 |