ナカニシ ダイスケ
NAKANISHI Daisuke 中西 大輔 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2023/09 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | Differences in and associations between belief in just deserts and human rights restrictions over a 3-year period in five countries during the COVID-19 pandemic |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | PeeJ |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 11,pp.e16147-e16147 |
担当範囲 | 共同研究につき担当部分抽出不可 |
著者・共著者 | Michio Murakami, Kai Hiraishi, Mei Yamagata, Daisuke Nakanishi, Andrea Ortolani, Nobuhiro Mifune, Yang Li,Asako Miura |
概要 | コロナウイルス感染症の流行時に生じた差別は、世界的な公衆衛生問題である。本研究は、差別を緩和するための管理策を提案するための基礎的知識を提供することを目的とした。差別や偏見を助長する可能性のある心理的要因である感染者は感染して当然であるという信念 (BJD) と人権制限 (HRR) の2つの心理的変数に注目した。これらの項目の違いと2020年から2022年までの年次推移を、日米英伊中の5カ国で調べた。加えて、日本とイタリアにおける国別・年別のBJDとHRRの関連、および両者の関連方向を分析した。オンライン調査は毎年実施され、国・年ごとに392~518人が参加した。BJDは日本で高く、英国で低かった。BJDは中国を除くすべての国で2020年から2021年にかけて有意に増加した。一方、HRRは中国で高く、日本で低かった。HRRは、日本では2020年から2021年にかけて減少し、米国、英国、イタリアでは2020年から2022年にかけて減少した。日本とイタリアではBJDとHRRの間に有意な正の相関がみられた。交差遅延モデルでは、日本とイタリアでそれぞれ、BJDとHRRの間に正の双方向の関連が認められ、BJDが弱い者ではHRRが低下し、HRRが高い者ではBJDが上昇することが示された。 |
DOI | 10.7717/peerj.16147 |