ヤマウチ アリノブ
YAMAUCHI Arinobu 山内 有信 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/09 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | グァバ葉抽出茶の血糖値上昇抑制作用 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 栄養学雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | Vol.65(No.5,Supplement),145頁 |
担当範囲 | 研究統括者として,研究全般の実施,分析,解析,執筆 |
著者・共著者 | 共著者:山内有信,稲井玲子,東元稔 |
概要 | グァバ葉抽出茶(GLT)の血糖上昇抑制効果は,糖類分解酵素の活性阻害によるものとすでに報告されている。そこで,市販GLTの抗糖尿病効果の追試として,ヒトにおける経口糖負荷試験での血糖上昇抑制効果,in vitroでのジアスターゼ活性阻害作用,及びラットへのグルコース負荷により,グルコースの胃から小腸への移行と小腸からの吸収の状況を調べた。まず,健康な女子大学生8名に砂糖20gを摂取させた結果,GLTに血糖上昇抑制効果が確認された。次に,糖類分解酵素の活性阻害効果についてデンプン消化に伴うマルトース生成量で調べた結果,GLTはジアスターゼ活性阻害効果を示した。さらに,グルコース荷試験をラットで実施した結果,GLT溶解グルコース液を負荷したラットの摂取1時間後血糖値は,通常のグルコース液負荷ラットに比べて有意な低値を示し,GLTはラットへの1gのグルコース投与後の胃から小腸への移行量と小腸からの吸収を制限していた。これらの結果から,GLTによる血糖上昇抑制効果は,糖類分解酵素の活性阻害に加えて消化管の機能抑制も関与している可能性が示唆された。
本人担当部分:研究統括者として,研究全般の実施,分析,解析,執筆 |