ナカニシ ダイスケ   NAKANISHI Daisuke
  中西 大輔
   所属   広島修道大学  健康科学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2024/07
形態種別 学術論文
査読 査読有り
標題 2種類の集団課題を用いた「二八の法則」の実証研究
執筆形態 共著
掲載誌名 社会心理学研究
掲載区分国内
巻・号・頁 40(1),28-34頁
担当範囲 共同研究につき担当部分抽出不可
著者・共著者 棗田みな美・横田晋大・中西大輔
概要 本研究では、「二八の法則」がどのグループタスク( 分離型/加算型) で観察されたかを調査した。「二八の法則」とは、集団や組織は一部の活動的なメンバーと多くの非活動的なメンバーで構成されるという経験則を指す。このプロセスに従う状況は、人間の社会的行動ではあまり知られていない。そこで、2種類のグループ課題を用いて、「二八の法則」による行動均衡、すなわち一部の活動的なメンバーの作業量が増加し、他の非活動的なメンバーの作業量が減少するという状況が観察できるかどうかを検証した。75名の大学生が実験に参加した。彼らは4人または5人のグループで数学の課題を5回行った。参加者は、実験報酬が、最も多く解答したグループメンバーの成績 (分離課題) またはグループ全員の成績の平均 (加算課題) によって決定されると告げられた。結果は、両方の課題において「二八の法則」に従った行動均衡は見られなかった。この研究の限界について議論した。
DOI 10.14966/jssp.2023-014