シノハラ ハジメ
SHINOHARA Hajime 篠原 新 所属 広島修道大学 国際コミュニティ学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/11 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 「日本社会党の学制改革構想──1960年代の日教組との論争を中心として」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『岐阜大学教育推進・学生支援機構年報』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 岐阜大学 |
巻・号・頁 | 2,60-71頁 |
頁数 | 12 |
概要 | 1967年に提示された日本社会党の学制改革構想は、現行の6・3・3・4制について受験戦争の弊害等を指摘し、これを4・5・5・4制へと改革することを主張していた。それから数か月後に発表された日本教職員組合による批判は、今後も6・3・3・4制を守る必要があること、また、4・5・5・4制には財政的裏付けがないことを問題視していた。さらには、少数政党にも関わらず社会党が安易に対案を出したことも批判していた。このように学制改革構想をめぐって日教組との論争が繰り広げられたが、1970年の社会党党大会で示された政策には、4・5・5・4制への言及が含まれていなかった。さらには、学制についての議論そのものが省かれていた。こうして社会党が目指した学制改革構想は頓挫した。 |