ヤマオ リョウ   YAMAO Ryo
  山尾 涼
   所属   広島修道大学  人文学部
   職種   教授
発行・発表の年月 2015/05
形態種別 著書
標題 „Bildlichkeit und Schriftlichkeit in der deutschen Kultur zwischen Barock und Gegenwart. Mit aktuellen Ansätzen aus der Kultur-wissenschaft und der Literatur“ (Studienreihe der Japanischen Gesellschaft für Germanistik)
執筆形態 共著
掲載誌名 日本独文学会研究叢書
掲載区分国内
出版社・発行元 Studienreihe der Japanischen Gesellschaft für Germanistik
巻・号・頁 108,32-45頁
頁数 68
概要 縄田雄二編、執筆分„Franz Kafkas Zeichnungen und seine Erzählung „Beschreibung eines Kampfes““カフカのスケッチとテクストに共通する身体像の「歪み」に関して論じた。カフカのスケッチ集の出版は、カフカ研究に新たな可能性を開いたが、カフカをメディアの観点から照らす研究は、写真や映画とカフカとの関連を論じても、スケッチまでは説き及ばないことが多い。カフカのスケッチをノイマンは遂行性の観点から分析したが、本論文は別の観点、1. 浮世絵との関連2. 初期のスケッチと小説『ある戦いの記録』との比較の観点から論じた。本論文の前半では、浮世絵による影響の可能性について指摘した。本論文の後半では、カフカの初期のスケッチと、『ある戦いの記録』とを比べ、両者に共通する離人症的な身体感覚を見出した。
ISBN 9784901909082