タマシゲ カツアキ
TAMASHIGE Katsuaki 玉繁 克明 所属 広島修道大学 商学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/09 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 商業教育における中高接続の実現可能性-簿記の理論的枠組みを用いてー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 修道商学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島修道大学ひろしま未来協創センター |
巻・号・頁 | 63(1),27-51頁 |
頁数 | 25 |
著者・共著者 | 玉繁克明 |
概要 | 高等学校における商業教育の志願倍率が低下傾向にある。一方で,2021年度以降の中学校社会の公民的分野の学習内容では,僅かな時間ではあるが,中学校で会計分野に関する教育(以下,会計基礎教育)を扱うことが要請されている。
本研究では,この会計基礎教育が高等学校における商業教育にとって,魅力の再構築の手がかりになると捉え,科目簿記を中高の学びの接合点に据えた教育としての整理を試みた。しかしながら,高等学校における会計分野の学びの問題点は,依然として「簿記の会計化」にあることに着目し,この問題を解消できなければ,中高接続の系統的な学びは実現できないと考えた。 そこで,本研究において,簿記の学びを「簿記の理論的枠組み」として整理し,簿記教育は簿記教育としての独立した教育目的をもち,簿記教育と会計教育は各々別の役割や機能をもつと捉え,その上で中高の系統的な学びを構築することで,中高接続教育が実践できるのではないかとの提言を行った。 |