フルカワ ヒロアキ
FURUKAWA Hiroaki 古川 裕朗 所属 広島修道大学 商学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | ヘルマン・シュミッツとゲルノート・ベーメの雰囲気概念をめぐって |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『人間環境学研究』 |
巻・号・頁 | 第3巻(第2号,),89-101頁頁 |
概要 | ゲルノート・ベーメは,彼が提唱する新しい美学の基礎概念として「雰囲気」という概念を用いる。この概念は,新しい現象学を標榜するヘルマン・シュミッツの雰囲気概念に依拠している。ただし,シュミッツが感情の公共性および客観性を主張するために,雰囲気という言葉を用いるのに対して,ベーメは日常的な言葉の使用法に基づいて雰囲気という概念を使用する。それゆえ,両者の雰囲気概念にはずれが生じている。そうした,ズレを雰囲気の源泉・存在論的身分・産出という観点から検討した。(13頁) |