オウ イヒン
O Ihin 王 偉彬 所属 広島修道大学 国際コミュニティ学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/02 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 中国と日本の外交政策―1950年代を中心にみた国交正常化へのプロセス― |
執筆形態 | 単著 |
出版社・発行元 | ミネルヴァ書房 広島修道大学学術選書24 |
巻・号・頁 | 260頁頁 |
総ページ数 | 240 |
概要 | 戦後、長い間、日中両国間に外交関係がなく、貿易・文化など実質的な民間レベルの関係しかなかった。日本はアメリカとの関係を配慮し、また国内の事情により、「政経分離」政策を以て中国問題に対処していたが、中国は「政経分離」の状態を甘受できず、「政経不可分」政策を以て日本を国交回復の方向へ向かわせようとした。こうして、日中両国は異なる立場から相対する外交政策を展開した。しかし、中国は何故日中国交回復を急いで無理にでも進めようとしたのか、その対日戦略は何であったのか。日本は何故ソ連との国交回復を実現した後中国との関係を進めようとはしなかったのか。また、日本の対中国政策はどのようにアメリカの影響或いは圧力を受けたのか。さらに、中国の国内政治と対外政策との関係、とりわけ対日本政策が国内問題にどのように左右され、どのように作られたのか、…。本書は、これらの問題を考察し、それを解明するものであった。 |