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ニッタ ユミコ
NITTA Yumiko 新田 由美子 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2015/07 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 査読 | 査読有り |
| 標題 | 広島湾北部地域で育成されたカキの栄養成分分析からみた養殖環境と公衆衛生。 |
| 執筆形態 | 共著 |
| 掲載誌名 | 広島県獣医学術学会雑誌 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 巻・号・頁 | 30,121-126頁 |
| 頁数 | 6 |
| 担当範囲 | 計画立案、実施、解析、論文執筆を行なった。 |
| 著者・共著者 | ◎新田由美子、島津哲也、福泉拓、古谷健一郎、網岡一師、網﨑宗雄、原田俊英、石﨑文子 |
| 概要 | 心身の健康は、長年の食生活の在り方と密接な関係にある。食習慣を栄養学的に分析、生活習慣を公衆衛生学的に解析する事で、生活習慣病予防に繋げる事を目標に研究している。地域食材の牡蠣を題材に、栄養成分分析を始めとする栄養学的研究と食習慣の疫学研究とを平行遂行。広島湾北部地域で育成され、平成24年11月~平成26年5月に出荷されたカキの栄養成分を分析、文科省が示す標準値及び他産地カキの値と比較した。カキのアミノ酸組成では、糖原アミノ酸のGlu, Alaが豊富であり、グリコーゲン蓄積性の高い事が推察された。一方、Cysの含有量は測定限界以下であった。Cysはタウリンの原料アミノ酸であり、カキの神経伝達物質として機能する、カキには必須のアミノ酸様物質である。そこで、カキのタウリン含有量を測定したところ、他産地カキのそれと同程度であった。以上の事から、広島湾北部海域で育成されたカキの低いCys含有量は、養殖環境にある餌となるプランクトンに原因があると考えられ、カキはこの過酷な環境に適応するために、他産地より含有量の高い亜鉛を利用しているものと、推察された。研究の立案、企画、実験、考察を実施した。 ISSN0913-1418 |
| researchmap用URL | http://www.hiro-vet.or.jp/ |