オクダ ケイ   OKUDA Kei
  奥田 圭
   所属   広島修道大学  人間環境学部
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2022/05
形態種別 学術論文
査読 査読有り
標題 Increased abundance of a common scavenger affects allocation of carrion but not efficiency of carcass removal in the Fukushima Exclusion Zone
執筆形態 共著
掲載誌名 Scientific Reports
掲載区分国外
巻・号・頁 12,pp.#8903
頁数 14
著者・共著者 ◎Hannah C.Gerke, Thomas G. Hinton, Kei Okuda, and James C. Beasley
概要 担当:全頁.2011年の福島原発事故による人間の避難は,イノシシの爆発的な増加をもたらした.この増加が生態系に与える影響を検討するため,福島警戒区域(FEZ)内外に300体の死骸を設置し,カメラを用いて来訪動物のモニタリングを行った.その結果,来訪動物の種数・死骸の除去率は内外で顕著な差異はなかった.しかし,種によってはFEZ内外において死体の除去率・来訪頻度に顕著な差異がみられ,特にイノシシはFEZ内でこれらが顕著に高かった.これらのことから,イノシシの増加は生態系内における物質循環や環境中の放射性物質の分布にも影響を及ぼす可能性が示唆された.