マサオカ タカヒロ
MASAOKA Takahiro 政岡 孝宏 所属 広島修道大学 商学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/12 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 資産除去債務の会計に見られる取得原価概念の変容 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 企業会計 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 60(1),140-149頁 |
頁数 | 10 |
概要 | 本論文では、まず国際的な会計基準における資産除去債務の会計処理を概観し、将来支出される除去コストを取得原価に含める理由、および資産除去債務の会計にみられる取得原価の考え方が、従来のわが国における考え方と整合することを解明した。そのうえで、米国における資産除去債務の会計に類似した事例であるアスベスト除去コストの会計 における考え方等を応用する形で、有形固定資産に関する取得後支出の会計処理について再検討を試みた。その結果、取得後支出を資産・負債両建処理することで、①取得後支出について、修繕費か資本的支出か判断する必要がなくなること、および②従来の処理に比べて、投資家に対して利益予測に資する有用な情報を提供できることを明らかにした。 |