コダマ エミ
KODAMA Emi 児玉 恵美 所属 広島修道大学 健康科学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/07 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 性同一性障害の自我境界と自己イメージについて |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 心理臨床学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 27(2),230-236頁 |
頁数 | 7 |
概要 | ロールシャッハ・テストを用いて、性同一性障害(GID)の自我境界と自己イメージについて検討を行った。結果、1)GIDには強い精神病理性は認められず、現実検討能力が保たれていた。2)GIDはより自我境界が透過的であり、特にMTF(male to female)には身体の損傷や喪失を表す反応が多く見られた。3)自己イメージは比較的肯定的であったが、FTMは共通した自己イメージを抱きにくいことが示唆された。臨床家にも, 限局した二分法に捕われない広い視野と, 柔軟な対応が求められている。 |