ヤマウチ　アリノブ   YAMAUCHI Arinobu   山内　有信    所属   広島修道大学  健康科学部    職種   教授
言語種別	日本語
発行・発表の年月	2016/12
形態種別	学術論文
査読	査読有り
標題	糖新生理解のためのグルコース6-ホスファターゼ活性比較実験の改良
執筆形態	共著
掲載誌名	鈴峯女子短期大学自然科学研究集報
掲載区分	国内
出版社・発行元	鈴峯女子短期大学
巻・号・頁	44,1-12頁
頁数	12
担当範囲	研究責任統括，論文作成
著者・共著者	古田　歩，阿部　典子，山内　有信
概要	酵素活性の実験のための生体試料として実験動物を使わないで市販食肉（鶏肝臓，鶏骨格筋，豚肝臓）を用いても糖新生の反応が観察できる可能性を，グルコース6-ホスファターゼ活性の比較実験で検討した。その結果，鶏肝臓および鶏骨格筋の比較において，鶏骨格筋でのグルコース6-ホスファターゼ活性は有意に低かったことから，市販食肉でも肝臓と骨格筋でのグルコース新生の違いを明示することが可能であることが示唆された。また，豚肝臓を用いた粗酵素液を使用して，反応緩衝液中へのグルコース添加の有無での活性を比較した結果，グルコース添加緩衝液では有意に活性が阻害されたことから，高血糖状態では糖新生の必要がないことを学生に理解させるための実験になり得ることも確認された。これらのことから，今回の食品として市販されている生体試料を用いたグルコース6-ホスファターゼ活性の比較実験は，教育効果を高めるための１実験項目として導入できることが確認された。