ヤマウチ アリノブ   YAMAUCHI Arinobu
  山内 有信
   所属   広島修道大学  健康科学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/06
形態種別 学術論文
査読 査読有り
標題 アカルボース,グァバ茶 および核酸と比較した玄米発酵食品による唾液アミラーゼ活性に対する見かけ上の阻害作用
執筆形態 単著
掲載誌名 日本栄養・食糧学会誌
掲載区分国内
巻・号・頁 Vol.66,141-145頁
頁数 5
担当範囲 研究全般(研究責任者)
著者・共著者 山内有信
概要 玄米発酵食品(FBR)摂取の生化学的効果の一つとして,ヒト唾液アミラーゼ活性に対する見かけ上の阻害作用について調べた。まず,可溶性でんぷんにFBRを混合した基質に希釈ヒト唾液を30分間反応させた後の残存デンプン量は,普通玄米を混合した基質(対照)に比べて有意な高値を示し,普通玄米に核酸(DNA・RNA)を添加した混合基質と差がなかった。つぎにアミラーゼ活性を比較した結果,FBR添加唾液と核酸添加唾液に差はなく,対照と普通玄米添加酵素に比べて有意に低く,Michaelis定数(Km値)は有意に高かった。また,Lineweaver-Burkプロットで阻害様式を推定した結果,これらの阻害様式は拮抗阻害と推定された。以上の結果から,FBRはα-アミラーゼ活性を見かけ上拮抗阻害することが示唆され,糖尿病予防に効果が期待できると考えられた。