ヤマウチ アリノブ   YAMAUCHI Arinobu
  山内 有信
   所属   広島修道大学  健康科学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2006/06
形態種別 学術論文
標題 生活習慣病予防のための食育の必要性(Ⅰ) -食品の機能性(食物繊維)の利用-
執筆形態 共著
掲載誌名 食育学研究
掲載区分国内
巻・号・頁 Vol.1(No.1),78-80頁
頁数 3
著者・共著者 共著者:伊丹純子,來山久美,山内有信
概要 食物繊維の生化学的健康効果として,寒天摂取の血糖値上昇抑制効果をヒトでの経口糖負荷試験で検討した結果,不溶性食物繊維であるセルロースを砂糖と同時に摂取した場合は,砂糖のみの摂取とほぼ同じ血糖値の上昇であったが,粉末寒天を同時摂取した場合は,30分後の血糖値が有意に低かった。また,ラットにおいて,ラードを含む高脂肪食をベースとした無繊維食,セルロース食,粉末寒天食で2週間飼育した結果,粉末寒天食は,無繊維食に比べて,血中コレステロール,中性脂肪濃度が有意に低く,HDLは有意に高値であった。また,セルロースでも粉末寒天に比べて効果は低いものの同様の効果が得られた。これらのことから,食物繊維を摂取することは生活習慣病予防には有効であることを再確認した。
本人担当部分:研究責任者として研究の全般の企画・実施,データの処理・解析と考察,ならびに執筆を担当した。