ヒラタ カナコ   HIRATA Kanako
  平田 香奈子
   所属   広島修道大学  人文学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/03
形態種別 学術論文
標題 広島県における知的障害児教育創設期とその展開
-粟屋信夫と田中正雄の教育思想・実践に着目して-
執筆形態 単著
掲載誌名 広島修大論集
掲載区分国内
出版社・発行元 広島修道大学
巻・号・頁 59(2),173-187頁
頁数 15
概要 広島県において障害児教育が始められたとされる大正から昭和初期の時代の展開についてまとめた。中でも、広島県で初めて障害児のための学級が設置され、唯一長期的に継続された尾長小学校の校長であった粟屋信夫と、特別学級担任の田中正雄に関する記事や資料を基に、その展開の実態と継続の背景について検討した。その中で、障害児教育の対象を限定しづらい状況が実践の展開の阻害要因となっていた当時、発達検査の活用や、子ども自身がどのように変化をしたのか、という子どもに焦点を当てた実践評価の展開が、尾長小学校の障害児教育実践を支えていたことを指摘した。