ババサキ ケンタ
BABASAKI Kenta 馬場﨑 賢太 所属 広島修道大学 商学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/02 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 宗教改革とエリザベス朝演劇の女性たちの近代化 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 広島修大論集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 61(2),109-121頁 |
概要 | イギリス・ルネサンス期の宗教改革の歴史の中で、英国の宗教観は伝統的なカトリシズムからプロテスタンティズム、そして、ピューリタニズムへと大きく転換する。それぞれの教義の中で女性観は異なり、ルネサンス期の英国には異質な女性観が同時に存在していた。エリザベス朝およびジェイムズ朝の演劇の中の代表的な女性の描写を分析し、宗教観の過渡期において社会における女性の存在も変容していく様子を演劇の中に見出し、宗教改革の文脈の中で女性像の近代化を考察し、カトリック社会において家父長制の名のものとに抑圧される女性像、個人主義を認め自らの意志を主張するプロテスタント的女性像、男性の支配を超越して力を行使しようとするピューリタン的女性像の混在した社会を演劇を通して検証した。 |