ヌマモト ヒデアキ   NUMAMOTO Hideaki
  沼本 秀昭
   所属   広島修道大学  人文学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2020/09
形態種別 学術論文
標題 熊谷守一の絵画表現にみる『赤い輪郭線』についての一考察
執筆形態 単著
掲載誌名 広島修大論集
掲載区分国内
巻・号・頁 61(1),49-60頁
頁数 12
概要 画家熊谷守一の作品で強い存在感を示す赤い輪郭線の意味や目的について考察した。方法は赤い輪郭線を描き始めた1930年代から画風が確立する1950年代までの作品を研究対象とし、時系列に見た線の変化と、同時代の線の変化を重ね合わせ、熊谷の言葉や時代背景などを手掛かりとして考察した。その結果、熊谷独特の輪郭線の描写方法やその赤い色は、画面全体の色や形の見え方に複雑な強弱関係をうみ、絵の中に動きや変化を誘発する効果があることが示唆された。