スギウラ ヨリコ   SUGIURA Yoriko
  杉浦 順子
   所属   広島修道大学  商学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/06
形態種別 学術論文
査読 査読有り
標題 L.-F. セリーヌにおける「民衆」— 『夜の果てへの旅』から『なしくずしの死』へ —
執筆形態 単著
掲載誌名 『フランス文学』
掲載区分国内
出版社・発行元 日本フランス語フランス文学会中国・四国支部
巻・号・頁 (31),1-13頁
頁数 pp. 13
概要 両大戦間から戦後にかけて活躍した作家セリーヌは、1932年に処女作『夜の果てへの旅』を記し、一躍大作家へと躍り出たが、二作目の『なしくずしの死』(1936)執筆後、激しい反ユダヤ主義を公にし、その人種差別思想とそれをベースにした独自の政治批判、思想を記した三冊の檄文『パンフレ』の作家としても知られる。本論では、敢えてセリーヌの思想的転換期とも言える、第一作目出版後から第二作目発表前の時期に焦点をあて、特にその当時、ひろく知識人の間で議論されていた政治・文学テーマである「民衆」という概念を取り上げ、セリーヌの思想的動向について考察した。