フルカワ ヒロアキ   FURUKAWA Hiroaki
  古川 裕朗
   所属   広島修道大学  商学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1997/03
形態種別 その他の研究業績
標題 彫刻における生命的なもの-ヴォリュームとマッス
執筆形態 単著
掲載誌名 大阪芸術大学大学院 芸術文化研究科 修士論文
概要 ヒルデブラント『造形芸術における形の問題』の中で提出された「存在する形」と「作用する形」に,メルロ・ポンティの触覚概念を援用することで,通常の芸術学で曖昧に使われるヴォリュームとマッスという概念の定義づけを試みた。本論は,眼差しが能動的に捉えたものをマッス,その圧力の反作用として眼差しが受動的に捉えたものをヴォリュームと位置づける。そして,両者の両義的反転において,彫刻の生命と鑑賞者の生命の間に同一性が成立すると主張した。(55頁)