フルカワ ヒロアキ   FURUKAWA Hiroaki
  古川 裕朗
   所属   広島修道大学  商学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2002/03
形態種別 学術論文
査読 査読有り
標題 ヘーゲル美学における “仮象”の意義 と芸術規定の転回
執筆形態 単著
掲載誌名 藝術文化研究
巻・号・頁 (6),55-73頁
頁数 19
概要 ヘーゲル美学において,仮象の意義は以下の三点を確認できる。思考と感覚の中間的存在である仮象は,理論的・実践的精神の対象となる。仮象の媒介によって美の理念は,概念と実在性の競合的・自己否定的関係の総体たり得る。「輝き」としての「生命の仮象」は,有機体をモデルにして,美の理念をイラストレイトしている。以上を踏まえると内容主義によるヘーゲルの芸術規定は,「生命性」の概念によって,形式主義へと移行し得る可能性をはらんでいる。(19頁)