ヒグチ カズヒコ   HIGUCHI Kazuhiko
  樋口 和彦
   所属   広島修道大学  人文学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/10
形態種別 学術論文
標題 重度・重複障害児の共同注意行動の発現過程とその支援 ―二項関係から三項関係への移行期の事例から―
執筆形態 共著
掲載誌名 特殊教育学研究
掲載区分国内
出版社・発行元 一般社団法人 日本特殊教育学会
巻・号・頁 55(3),145-156頁
著者・共著者 菅 智津子, 樋口 和彦
概要 二項関係から二項関係移行期にある重度・重複障害児の共同注意行動の発現過程について、事例を適して検討した。人との二項関係では、やりとりが安定した後、対象者が大人の 顔を見る行動の出現曲数、場面、持続時間が増加した。物との二項関係では、対象者が物に 注意を「帥ナ、単純な操作から複雑な操作ができるようになった。物を介した人とのかかわりでは、①物とのかかわりが優位な段階、②物にかかわりながらも人の存在を明確に意識している段階、③物と人を関連付け、物への注意を他者と共有してかかわる段階、という順 序で変容がみられ、 「視野内の指差し理解」「交互凝視:確認」などの初期の共同注意行動が発現した。対象者の変容過程から、重度・重複障害児の共同注意行動の発現を促す具体的な支援が明らかになった。
ISSN 0387-3374
NAID 130007617453