ヒグチ カズヒコ
HIGUCHI Kazuhiko 樋口 和彦 所属 広島修道大学 人文学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/11 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 学校全体で取り組む継続的な短時間SSTの有用性 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 授業UD研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 8(1),73-87頁 |
著者・共著者 | 堀部要子・樋口和彦・曽山和彦 |
概要 | 本研究は,学校全体で取り組む継続的な短時間SST実践の有用性について,校内システムと実践方法に着目して検討することを目的とした。小学校において,SST実践のための校内システムを整備し,週1回15分間の聞き方・話し方・あいさつをターゲットスキルとした学級集団SST を,1年間で25回実施した。児童は楽しくSSTに参加し,児童の自己評定では,低学年より高学年,高群より低群に,より大きな有意な正の変容が認められた。教師の記述では,児童のスキルの向上と般化,児童間の関係の改善,教師の指導の変容や教育課題の改善が示され,本SST実践の有用性が確認できた。学校全体でSSTを行うためには,その土台としての校内システムの整備が必要であり,その要件を,①事前の校内検討,②役割分担と予定の明確化,③実態に合ったターゲットスキル設定とプログラム作成,④実施時間の検討,⑤担任教師によるSST,⑥システム運用時の配慮,の6点に整理した。 |