TODE Tomoko
Department Hiroshima shudo University The Faculty of Humanities and Human Sciences Position Professor |
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Language | English |
Publication Date | 2012/03 |
Type | Articles |
Peer Review | With peer review |
Title | Complexity development in less proficient adult EFL learners: A dynamic systems approach |
Contribution Type | Single-Authored Publication |
Journal | 言語表現研究 |
Journal Type | Japan |
Volume, Issue, Pages | (第28号),pp.pp. 1-pp. 15 |
Number of pages | p15 |
Details | 大学でタスク中心教授を受ける英語初級学習者4名の筆記表出を縦断的に分析し、形式の複雑性発達の軌跡を参加者ごとに追った。(1)形式の複雑性は、ダイナミック系理論が唱えるように、変動期と安定期があり、変動期は次の発達段階への移行期と言えるのか、(2)形式の複雑性と意味の複雑性のギャップはどのように埋まっていくか、を研究課題とした。15回の各授業時に同一テーマで英文エッセイを書かせ、Verspoorら(2008)を参考に、参加者ごとに時系列で複雑性の変化を分析した。その結果、(1)3名の参加者に安定期、変動期が存在し、変動期に伸びる傾向が見られたが、1名を除いて次の安定期に達したと言えるほどの証拠を示すことができなかった。また(2)形式の複雑度が増すにつれて伝えたい意味の複雑度とのギャップは縮まるが、逆に、伝えたい意味がより複雑になってギャップが広がる場合もあった。この結果に基づき、一つの指標ではなく異なった角度から発達を分析する必要性と、教室で経験したタスク事例の活用の仕方と発達の関係性の分析の必要性を示唆した。 |