ミウラ ヒロユキ   MIURA Hiroyuki
  三浦 浩之
   所属   広島修道大学  国際コミュニティ学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/09
形態種別 学術論文
標題 Central City 2035 Plan策定における市民関与
執筆形態 単著
掲載誌名 修道法学
掲載区分国内
出版社・発行元 広島修道大学
巻・号・頁 44(1),163-191頁
著者・共著者 三浦浩之
概要 オープンガバナンスというアプローチをベースとするシビックエンゲージメントによる都市戦略・計画策定として、従前より着目してきたアメリカ合衆国Portland市での中心市街地エリアの都市戦略であるCentral City 2035 Planの最終的な採用案とその策定プロセスが発表されたことから、本稿ではその策定プロセスを概観し,策定における市民意見の反映がどう実施されたかを整理・分析した。
 それより、政策や計画等は市民(個人とコミュニティ、近隣自治組織等)のためにあり、これらが実効あるものとなるには市民の幅広い受け入れが必要で、だからこそ、その策定においてより多くの市民(これまで関与できなかった人々、関与してこなかった人々も含めて)の関与を促さなければいけないと考えている、と言うことが判明した。また、関与を継続していくことで市民は政策・計画の策定に対して自信を持つ様になってさらに関与を深めていき、かつ、市の幹部、職員、そして市行政への市民の信頼が得られていくという認識があるということでもあった。これらを成し遂げるため、最大限の情報公開とアクセシビリティの確保が成されているのである。