イシヅカ ヒロユキ
ISHIZUKA Hiroyuki 石塚 浩之 所属 広島修道大学 人文学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/02 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 同時通訳における概念骨格-心的表示の持続性と流動性について- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 通訳翻訳研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本通訳翻訳学会 |
巻・号・頁 | (16),85-105頁 |
頁数 | 21 |
概要 | 実際の同時通訳記録の書き起こしを基に、原発話と訳出の間に見られる言語的差異に注目し、通訳者の構築する心的表示のありかたを推定した。基本的な考え方はFunayama (e.g. 2005, 2007) の提唱する概念手的複合体(Conceptual Complexes)を援用し、同時通訳者が原発話を理解する際の心的表示のありかたを時間軸の展開に沿って分析した。特に概念表示と言語表示の区別を整理したうえで、ディスコース処理の時間的展開に伴う概念表示の流動性および概念の一貫性を実現する持続性の双方の働きを跡付けた。これにより、概念表示の不変部分として概念骨格の考え方を提唱し、概念的複合体のモデルに新たな分析の視点を提供した。 |